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2025

なにをつくるか、どうつくるか

By Shiro Arai

2025 年も多くの関係者の皆さまに支えられながら、さまざまな挑戦と学びを重ねる一年となりました。 本記事では、この一年を通じて取り組んできたことや、そこから得られた気づきを簡単に振り返ります。

判断の精度を高めた一年

2025 年は、プロダクト開発・受託開発・組織運営のすべてにおいて、「作る」こと以上に「なにをつくるか、どうつくるか」が問われる一年でした。

技術的には AI の進化によって開発のスピードと選択肢は大きく広がりましたが、その一方で、何を作るか、どこに時間とリソースを投下するかという意思決定の重要性は、むしろ増していると感じています。

プロダクト開発と技術選定

本年は、複数の自社プロダクト構想を検討しながらも、むやみに数を増やすのではなく、構造設計や技術的前提の整理に多くの時間を割きました。

特に、AI 活用を前提としたドキュメント管理、多言語対応、構造化データの扱いなど、「将来的に拡張しやすい設計」を重視しています。そうした中で出てきた自社課題を直接反映したいくつかのプロダクトを試行し、継続してトライしているところです。

大規模プロジェクトから考える「人月の神話」

これまで経験したことのない大きなプロジェクトに参画する機会に恵まれ、チームのマネジメントであったり、ステークホルダーとの調整など多くの課題に直面した年でもありました。その中で 50 年前の名著「人月の神話」を再読し、多くの示唆に富む内容だと改めて認識しました。内容の紹介はここではしませんが、人員増によるコミュニケーションコストの増大がビジネスにおいては軽視されがちであり、また日本の IT 産業の構造的な問題を思索する年でもありました。

組織とプロセス

フルリモートが多かったチームでしたが、今年から本社のある札幌へ招聘したメンバーも増え、対面でリアルタイムなコミュニケーションの成果を実感しています。すぐに会話ができて、その場で判断ができるというビジネス上のインパクトはやはり大きいです。また、ドキュメント、非同期コミュニケーション、チーム内で必要とされるロールの明確化を進めました。

個々のスキルだけでなく、情報共有や判断の質をどう底上げするかが、今後の成長における重要なテーマです。

2025 年も、チームメンバー、クライアントの皆さま、そして日々協業いただいているパートナーの皆さまに支えられ、一年を走り切ることができました。

日々の対話と信頼があったからこそ、前向きに判断し続けることができたと感じています。

この場を借りて、心より感謝申し上げます。

2026 年も、誠実なものづくりと価値創出に向き合っていきます。